最終更新日:2021/12/01
【募集を終了しました】
ムーンショット型農林水産研究開発事業「サイバーフィジカルシステムを利用した作物強靭化による食料リスクゼロの実現」課題(作物サイバー強靭化コンソーシアム)では、本プロジェクトに参加して、数理科学的アプローチを用いた研究をしていただける方を募集しています。具体的な研究内容については、以下をご覧ください。選考は本研究内容に対する研究課題提案に対して行います。
研究内容
(1)本研究開発プロジェクトの目標
「サイバーフィジカルシステム(CPS)」に基づき新しい作物開発技術を創造する。地球温暖化の進行に伴い世界的に異常気象が頻発する劣悪環境でも強靭な作物を本技術により開発し、食料増産の持続が可能な社会の実現を目標とする。
(2)目標達成に向けての課題
(1)の目標を達成するために、将来に想定される栽培環境において有用な作物を作出するために、未利用植物を含めた多くの作物種において、環境と遺伝子の交互作用を加味した生育予測によって最適な作物のカタチ(ゲノム構造・生育)を提案する手法が求められる。この生育予測を可能とするために、大規模オミクスデータの取得及び予測モデルの構築を進めている。
(3)プロジェクト推進における数学・数理科学的アプローチの可能性(必要とされる数学・数理科学的手法の例)
(2)の課題を解決するために、植物のゲノム・遺伝子発現・表現型情報の取得・データベース化及び必要情報の抽出アルゴリズム、とりわけ以下のような課題解決に資する数学・数理科学的手法が期待される。
- 様々なネットワーク解析手法、統計的手法により遺伝子発現・表現型・環境等の異なる階層の変数間の関連性の解明
- 栽培可能なサンプル数の空間・時間的制約による、目的変数と説明変数に大きなギャップのある小トレーニングデータ下において、予測精度を高める頑健なデータ解析手法の開発
採用件数・期間等
期間:令和4年4月1日以降、採択後1年間、採用件数:2件以内
研究費:各50~100万円
(終了後、発展的継続の可能性あり)
提出ファイル(ファイルをメールに添付し、下記提出先アドレスへ提出)
- エントリーシート(←クリックしてファイルをダウンロードしてください)
- 研究課題名、解析手法、研究計画、アピールポイント、主な業績(様式自由、A4 5ページ以内)
応募締切
令和3年11月30日(火) 24:00【厳守】
選考方法
書類審査による選考をもって、審査通過者に採否を通知します(令和3年12月下旬を予定)。必要に応じて書類選考に加え、面接を行うこともあり得ることをご了承ください。
※皆様からご提供いただいた個人情報については、採用以外の目的では利用いたしません。これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡および貸与することは一切ありません。
※審査の過程においては、申請者に対し、申請内容等についての問い合わせを行う場合があります。
※審査は全て非公開で行います。
その他
- 採択後は、作物サイバー強靭化コンソーシアムに参加していただき、ご所属機関はコンソーシアムの構成員(共同研究機関)となります。
- ムーンショット型農林水産研究開発事業については、こちらのサイトをご参照ください。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/moon_shot/index.html
提出先・お問い合わせ先
作物サイバー強靭化コンソーシアム 事務局(担当者:筑波大学 大嶋雅夫)
ms_501cps(at)un.tsukuba.ac.jp *(at)は”@”に変更してください